メンタルヘルス 適応障害

適応障害を振り返ってみる

更新日:

2017年の春、適応障害の診断が出てから1年半が経ちました。

早いようで短いようで何とも濃密な1年半。

体調も良くなったし、色々と気持ちの上での変化もあった、そんな時間だったなあ。

ほとんどが辛いことだったかもしれないけれど、きっと私自身を強くしてくれた経験になる、、、はず。

簡単にですが1年半が経過した今、私の適応障害についてまとめてみたので興味があれば読んでくれると嬉しいです。

 

 

適応障害になって良かったこと

嫌な人間関係がリセットできた

仕事も退職したことだし、もう二度と連絡を取ることも、会うこともない不要な連絡先を全て消去していきました。

消去してみたらすごくスッキリ。

友達の少なさに愕然としましたが、逆に友達がいてくれることへの感謝の思いが湧いて、改めて大切に思うようになりました。

 

価値観が広がり、精神的に成長できた

適応障害と付き合っていく中で、以前よりも柔軟に物事を考え、自分のことも受け入れられるようになったと思います。

これまでは、周囲の環境が作り出している価値観を無理に自分に当てはめようとし過ぎて、自分を責めてばかりでした。

自分に余裕がない分、人に対しても尊重する心を失っていたかもしれないと反省しています。

 

適応障害になって大変だったこと

頭痛、吐き気、めまいなどの身体的な症状

ストレスから、胃炎と過敏性腸症候群を併発し、食べたら必ずといっていいほどお腹が痛くなり、食生活が大変でした。

毎朝、吐き気とともに目覚め、頭が回らないので注意力が落ちて仕事も全然進まず、パニックになることも良くありました。

また、在職中は眠れなかったのが、退職してからは逆に過眠になり、何もしたくないので1日中寝ているかスマホをいじっている日々でした。

 

孤独な心理状態

適応障害と診断され、家で療養している間は誰とも話したくないし、LINEが来るのも、送るのも嫌でした。

人と連絡を取り合うことや交流する機会が減るので、当たり前ですが孤独を感じていました。

 

収入が途絶えた

退職したので当然収入が途絶えます。税金関係の支払いが特に、精神的にかなり負担でした。

 

適応障害で療養中の過ごしかた

十分すぎると思うくらい時間をかけて休む

適応障害に限らず、精神疾患は良くなるまでに時間がかかる病気です。

私は、いきなり退職ではなく、3ヶ月程実家に戻り、休職した期間がありました。

その後1年間復帰したのですが、翌年に再発して退職しています。

身体症状がだいぶ良くなってくると、治ったような気持ちになってしまうんですよね。

合わないものは合わないとようやく諦めがつき、また繰り返さないためにも一度きちんと休むことにしました。

 

飽きるまでダラダラ過ごす

実家で療養中、ベットの上で寝ていることに飽きてきたので、映画やドラマを見始めます。

多い時は一日3本観たり。何もせずひたすらぼーっとしていたり。

無職なのに家でダラダラすることに、ふと罪悪感を感じてしまうこともありましたが

「これも治療のうち」

と言い聞かせていました。長い人生、そんな時もあるって思って休むしかないんですよね。

 

自分と向き合う

何もしたくなくてボーっとしていると、色んなネガティブなことが次から次へと頭に浮かんでは消えて、頭の中は結構忙しかったりします。

そんな時は浮かぶことを思うままに書いたり、スマホのメモに打ち込んだりして、可視化するようにしていました。

紙に書いたり本を読んだりして、自分の中の感情や思考をを少しづつ整理していく。

そうやって、ゆっくりゆっくり、自分とはどういう人間で、何が苦手で何が嫌いかをはっきりさせることから始めました。

得意なことや好きなことを考えると出てこないけど、嫌いなこと、嫌なことならどんどん面白いように出てくるんですよね。

その作業を地道に続けていると、段々と自分が求めている状態だったり、求めている環境というのがイメージしやすくなってきます。

 

できることから始める

いよいよ、やりたい遊びもやりつくしたし、なにかしたいな~

と、ほんの少し前向きな気もちになれてきたので、掃除や洗濯、料理など身の回りの自分にできることをするようになりました。

朝起きたら洗濯機を回し、掃除をし、コーヒーを淹れる。

もともと料理をするのは好きだったので料理が私にとっては良い気分転換でした。

 

お仕事についても焦らず、できることから

段々と身の回りのこともこなせるようになると復帰について意識してきます。

転職も考えたのですが、組織で働くことが苦手な私は、どうにかできないかと考えるようになりました。

一人で、お家でも働くことができたらそれは私にとってのベストなので、家で稼げることならばまずは何でもやってみようと思い、今はハンドメイドのアクセサリーを販売したり、執筆をしたりして生活しています。

 

適応障害と私のこれから

適応障害ってどこまでの状態になったら、社会復帰していいのか、治ったことになるのかっていう正確な基準がなく、冷静に自分の体調を見極めないといけないところが難しいですよね。

今は自分にとって過ごしやすい環境にいるので症状が出ていないですが、また環境が変わると発症する可能性だってあります。

だからこそ、日々自分をよく観察して、自分にとって居心地のいい環境に近づけていくための選択をしていきたいと思っています。

自分にとってベストな環境を作るために、できそうだなと思ったことは何でも試してみようと思います。

 

私の大好きな本にある言葉

試してみることに失敗はない   「仕事は楽しいかね?著ディル・ドーテン』

 

実家で休んでいる時に出会った本で、大切な一冊です。

 

あなたにとっての居心地の良い環境はどんな場所ですか?

もし生きづらさを抱えていたら、是非一度考えてみてください。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ぶるーみんご

適応障害で退職したアラサー女子。現在はフリーランスに転身。 同い年で幼馴染の彼と同棲中。 趣味はYouTube鑑賞、料理、読書、映画、たまに彼とゲーム。 可愛い雑貨、便利な家電やグッズ、美味しいものが好き。

-メンタルヘルス, 適応障害

Copyright© ぶるーみんごのブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.